熊本県病院薬剤師会

会のご紹介

会長のごあいさつ

 令和2年となり,これまで会員の皆様方のご尽力によって展開してまいりました熊本県病院薬剤師会の事業活動等を継続しつつ,新たな業務展開と地域医療への貢献に向けて,会員間で情報共有を一層図りつつ相互連携を深めていくことが肝要であると認識しています.本会事業の更なる充実と発展を目指していきたいと存じますので,会員の皆様方からも引続きご理解,ご支援を賜りますようお願い申し上げます.

 日本病院薬剤師会の事業活動、次期診療報酬改定、改正薬機法等を含む中央動向や情勢を踏まえつつ,本会におきましては,業務支援委員会,リスクマネジメント対策委員会,学術委員会/専門研究会(オンコロジー,糖尿病療法,栄養療法,感染制御,精神科領域)/WG(妊婦・授乳婦薬物療法,血液疾患関連感染症等診療,救急・集中治療),編集委員会,実務実習教育委員会,中小病診対策委員会,情報交流委員会,生涯研修委員会,広報企画委員会における各活動を発信拠点として,会員施設間の情報共有を推進するとともに,職能向上を図り新たな業務展開や研修教育体制の強化にフィードバックしていくことが責務であると考えています.リスクマネジメント対策委員会によって策定された院外処方箋における疑義照会適正化プロトコル2019は,医政局長通知「医療スタッフの協働・連携によるチーム医療の推進について」を踏まえて策定したものであり,調剤上の形式的な変更に伴う問い合わせを簡素化することで処方医や薬剤師の負担軽減,薬物治療にかかる疑義照会の強化等を企図しております(本会標準版としてHPに掲載).熊本大学病院では,本プロトコル内容を踏襲して独自のプロトコルを策定し,2019年6月度より近隣薬局と契約し運用開始していますが,形式的な問い合わせの省力化だけでなく残薬調整においても有用な取り組みであることが分かりました.

 現在,厚労省において医師の働き方改革を進めるためのタスクシフティングについて議論が展開されており,日本薬剤師会と日本病院薬剤師会からの合同ヒアリングでは,薬剤師に移管可能な業務として医師の処方関連業務の支援及び簡素化,医師と薬剤師間の処方内容に関する問合せの簡素化等について提示されています.さらに,地域医療連携推進を目的とした施設間患者服薬状況等連絡書並びに服薬サポート依頼書を本会標準版として策定しました(本会HP掲載)ので,各施設においてご活用いただければ幸いです.今後,次期診療報酬改定をめぐる検討状況も見据えながら,本会としましても,薬剤関連業務の方向性・展開等について会員の皆様方とともに情報共有を密にするとともに,各委員会活動や専門研究会・WGの取り組みも支援してまいります.

 本年度も各種の研修会・学術講演会,研究会,セミナー等の開催や情報共有の機会が計画されていますので,会員の皆様方におかれましては,これらの事業を最大限に活用して頂き,自己研鑽や会員間相互のコミュニケーション活性化に役立てていただければ幸いです.年末開催の忘年会は情報交流委員会の担当事業のひとつで,新人薬剤師からベテラン薬剤師まで参集し,施設間の垣根を越えて相互交流を深めることが出来ますので,多数の皆様方がご参加下さいますようお願いいたします.本年度も皆様方のご意見,ご要望を適宜取り入れながら各種事業活動を推進していきますので,ご支援,ご協力を賜りますようお願い申し上げます.

熊本県病院薬剤師会
会長 齋藤秀之